こどもの現実をおいてきぼり

『童話と絵本の教室』(毎日文化センター)は、2年目を迎えました。一月から第三期に入り、新しい方が3名入会。気に入った写真をもとにして、童話を書こう! 写真を見ただけで、すぐに童話は出来ません。どうやったらお話が立ちあがってくるか、ご提案しました。ずっと通ってくださっている方も、新しく入られた方も、みなさんの瞳は輝きだします。

ありがたいことに仕事が目白押し。選考の仕事も。「読者が出だしからラストまで興味を持って読め、読後には未来への希望を受け取れるように、本の作り手はあらゆるシーンを違和感なく真剣に描かなければならないのでは」と感じました。ひとりよがりではだめだし、現実の子どもを置き去りにしていけないと思いました。『ストーリーを組み立てるときに、作者が都合のよいように 作ってしまうとこどもの現実をおいてきぼりにしてしまうことがある』は、先輩の言葉です。なかなか難しいことだけど、肝に銘じます。とても勉強になりました。