ふゆだけの ゆうびんやさん

概要

タイトル / ふゆだけの ゆうびんやさん
掲載誌 / プリン 2018年2月号
作 / 深山さくら
絵 / 鈴木幸枝さん
出版社 / 学研教育みらい
編集者 / 平山美保さん
発行日 / 2018年2月1日

おはなし

さくえさんは、そりの めいじん。
ゆきで くるまや バイクが はいれない ところを まわって、そりで てがみを とどけます。
きょうも さくえさんは…。

みどころ

「郵便配達員 清水咲栄さん」
清水さんのエピソードをもとに、6場面の保育絵本のお話として、創作したものです。郵便屋さんという仕事を通した、町の人たちとのふれあいを書きました。

清水さんは、長野県飯山市の郵便局から正式に委託を受け、約20年間の長きにわたり、冬季だけの郵便屋さんとして働きました。
多いときは4メートルも雪が積もる山間を、得意のそりを駆使し、郵便を届けました。
「町の人の役に立つんだったら」と、清水さんがにこやかにおっしゃっておられた姿が、まぶたの奥に浮かんできます。
このたびの創作を、清水さんは空の上で喜んでくださっているでしょうか? 「どうぞお使い下さい」との、お嬢さんのお許しがあったからこそ、このような形になりました。
幼稚園や保育園の子どもたちはもとより、保護者、保育関係の先生方にもお読みいただきたいと思います。ほのぼのジーンとするお話です。